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「さよなら、田中さん」



タイトルに惹かれて、手に取ってみた。





さよなら、田中さん

鈴木 るりか/小学館

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借りる際に、本に詳しい友人が、「これ、いいよ」とニンマリ。
あまりそういうことを言われたことがないので、「え!そーなのー?」と一気にテンションが上がってしまい、
またまた、一気に読み。(爆)



作者は中学生の女の子。
でもこれを書いたときは、まだ小学生だったそうで、
その筆力にただただ「すごいなー」と感心しきり。

でも、それを置いても、
お話しの中の登場人物がイキイキとしていて、読んでいて引き込まれます。
一人称の書き方のおかげもあるかもしれないけれど、
主人公と一緒に、考えたり、悩んだり、驚いたり、
あっという間に読み終えていました。



友人は、「泣くよ」と私にちらっと言ったのですが、
え、どこで泣くんだろー、と不思議になってしまったほど、そういう内容ではない感じ。
でも、最後の章に来た時に書き方が変わり、一人称の人物が替わります。
ガラッと一気に、その男の子の世界観になったとき、胸が苦しくなるほどツラくなりました。






自分史?と思ってしまうほどの、リアル。
想像で書いたなら、すごいっ!としか思えません。(^^;


作者のるりかさんに、
今後・期待!です。(^^






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by kaiju-3bikigawoo | 2018-06-23 05:41 | | Comments(0)